第22回 ぱぷりこの勝手に応援所-復縁のお悩み-

花見は何歳になってもいいものですねえ。こんにちぱっぷー、ぱぷりこです。今回応援するのは30代女性ハコさん。「復縁」についてのお悩みです。

・元彼に戻ってきてほしいと言われる。元彼は「結婚したくないけど、また付き合いたい」「結婚はそんなに急ぐことない」と言われる。
・自分は結婚したいので悩んでいる
・不安定な恋愛を続けても意味がないと思う
・今回の別れは、他にいい人がいたからなんだと思う。またよりを戻しても、捨てられるのは嫌
・戻るのは怖い、でも嫌いになれないし、むしろまだ好き。
・戻るべきか、このまま連絡を絶つべきか。

復縁について悩んでます。元彼は、戻ってきてほしいと言われますが、結婚したい私は悩みます。元彼は結婚したくないけど、私とはまた付き合いたいと言います。そんな不安定な恋愛を続けても意味がないと思うんです

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ハコさんは「自分は結婚したい」「不安定な恋愛を続けても意味がないと思う」と自分の望みを理解しています。しかし、情があるから悩んでいる様子。このタイプのお悩みは、「交渉」の考え方を使うと問題がクリアになりますよっ!

復縁とは、ビジネスの交渉に似ている

交渉術の基礎として定着しているハーバード流交渉術では、交渉を下記のように定義しています。

「相手と利害を調整し、相手と自分の双方が利益を分かち合える合意に達するための相互コミュニケーションである」

つまり交渉を始める段階では、双方の利害が一致しておらず、合意が取れていない状態であるということ。これは、ハコさんの現状にそのまま当てはまります。それぞれの望みと理想の状態をまとめてみましょう。

ハコさんの望み結婚したい。捨てられたくない、不安定な関係を続けたくない
元彼の望み付き合いたい。結婚はしたくない。

ハコさんにとっての理想の状態好きな人(元彼でも他の人でも可)と結婚。捨てられない、安定した関係を築く
元彼にとっての理想の状態ハコさんと付き合い、結婚はしない。別れようと思えば別れられる

上記のように気持ちいいほどに正反対です。よって「復縁」という合意が得られていません。交渉としては、かなりハードルが高いです。

合意をする気がない人間と、交渉をしようとしてはいけない

さらにハードルを上げる要因として、元彼がまったく譲歩する様子を見せていないことが挙げられます。交渉では「お互いの利益を分かち合うために話し合い、必要であればお互いに譲歩すること」が必要不可欠。

でーすーが!元彼は「結婚したくないけど、また付き合いたい」「結婚はそんなに急ぐことない」と、あくまで自分の主張を貫き通す構えです。別れた理由も「他にいい人がいたからだろう」とハコさんは本当の理由を知らないのに別れたようですし、彼は自分の思いどおりにして相手のことは考えないタイプなのだと思われます。

こういう交渉相手の場合、「完全にこちらの望みを放棄して相手に従う」か「交渉決裂」しか、選択肢がありません。ビジネスだったら「はい終了~」で済ませられるところですが、ハコさんの場合には、ここで「情」というやっかいな要素が絡んできてるからヤヤコシイ。

「情」は自分を不利な状況に追い込む麻薬

ハコさんは「相手のことがまだ好き」という弱みを持っています。これが恋愛における交渉の難しいところで、情のために自分にとって不利な条件を飲む人は少なくありません

ですが情に流されれば、上記のとおりハコさんの望みとはまったく反対の状態を受け入れることになります。彼がオファーしている「復縁」とは、「ハコさんの望みを諦める」と同義です。

どちらを選ぶかはハコさんの自由意志ですが、この構造はきちんと理解しておくべきです。「付き合ったら結婚してくれるかもしれない」という期待はやめましょう。彼の交渉スタイルからして、彼はやりたくないことはやらないタイプに見えます。

いやー、ていうかぶっちゃけ、超俺様ですよね?「結婚を急ぐ必要はない」理由は?なぜ結婚したくないのか?別れた理由は?ここらへんが不明ということは、ここが彼が考える「メリット」と直結しているということです。この不明な部分から推測するに、「別れて付き合った新しい彼女とは別れたから、また元カノと付き合いたい。でも結婚という責任は負いたくないし、いざとなったらまた別れやすい状態にしておきたい」というところでしょうか。

このように、交渉においては「何を語っていないのか」を洗い出し、仮説を立てることが有効です。仮説を組んだら、彼が語らない空白の部分を直接、聞けばいいだけの話。「やっぱり!」となるか「誤解だったんだよかった☆」となるかはわからないですが、だいたい「やっぱり」の方が多いです。

結論。自分の望みと相手の望みを棚卸し、判断しよう

ハコさんは「やりたいこと」「望み」を持っているので、わりと話は簡単です。これからやるべきは下記2つ。

彼が語らないグレーな部分をインタビューし、判断材料を増やすこと
枷となっている「情」がもたらす結果をしっかり把握しておくこと

その上で「復縁」という合意をするかどうか、判断してみてください。特に別れた理由が不明ってところは超大きいですよ!人が別れるのには理由があるので、そこを無視して復縁しようとしても高確率で失敗します。

あと、人の希望を受け入れない人は交渉相手として不向き=結婚相手として超不向き、ということも合わせてお伝えしておきます。なぜって、結婚は調整と合意、つまりは「交渉」の連続だから!最初は「情」で見て見ぬふりをしていても、そのうち我慢の限界がくるものです。そのこともふまえた上で、判断していただければと思います。ぱぷりこでした。

◆参考文献◆
ロジャー フィッシャー、 ウィリアム ユーリー著、金山宣夫、 浅井和子訳『 『ハーバード流交渉術』三笠書房、1989年。
 ローレンス・サスキンド、ローレンス・E.サスカインド、有賀裕子訳『ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術 信頼関係を壊さずに最大の成果を得る6原則』ダイヤモンド社、2015年。

復縁について悩んでます。元彼は、戻ってきてほしいと言われますが、結婚したい私は悩みます。元彼は結婚したくないけど、私とはまた付き合いたいと言います。そんな不安定な恋愛を続けても意味がないと思うんです


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ぱぷりこ
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恋愛ブログ『妖怪男ウォッチ』の中の人。妖怪男女にやたら遭遇するアラサー撒き餌女子。女子会では「ぱぷりこは私の占い師☆」という評価を得ることが多い。
Twitter:@papupapuriko。
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